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不知火

不知火ミニシアター
 

しんきろう 左の展示で見られる「不知火」
 
【 不知火の展示 】
 
 
【 左の展示で見られる「不知火」 】
 
 

 不知火は昔から八代海に旧暦8月1日(八朔)の前夜半にだけ現れる神秘な火とされてきました。
 しかし、その不知火もじつは「しんきろう」や「逃げ水」「かげろう」などと同様に大気の密度の差が生み出す光学的現象のひとつであることがわかってきました。



しんきろう   にげみず
     
しんきろう   にげみず
 
【 有明海で見られた しんきろう 】
 
   
【 逃げ水 】
 

■ 不知火を科学する ■

光の屈折    空気の温度がちがうと密度が違います。そして空気の密度の変わるところを通るとき、光は屈折します。
 浅い八代海北部の海水は、強い日射で暖まると夜も冷えず、海面に接している空気も高温になります。夜間の放射による冷却や陸上・干潟からからの冷気の流入など種々の原因で、この海面上の暖気の上に冷気層ができ、この層の下方の空気は不安定になります。また、流入する冷気は水平方向にもいちじるしい気温のムラをつくります。
 
【 暖気と冷気の2つの層が接したところでは、光は冷気の方へ曲がります 】
 

八代海   不知火
 
 このようにして、海面付近の空気の温度は水平・垂直方向に複雑に変わるので、遠方の民家や漁船などの灯からの光が、そんな空気中を通り抜けてくるとき、屈折をくり返して、離合集散し千変万化する不知火現象を見せるのです。

不知火
 
【 不知火は心理的幻覚でなく、実在の光によってつくられ、写真にとることができます 】
 



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